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 レジオネラ属菌の「隠れ家」は思わぬところにある

  『業者に配管洗浄をしてもらったが、レジオネラ属菌がまた検出した』と言う声を
 最近良く耳にします。原因は何でしょうか?

 レジオネラ属菌は一般の細菌と違い超微細菌です。洗浄剤や殺菌剤から身を
 隠す「隠れ家」がいたるところにあります。そこをしっかり把握して再度点検してみましょう。

@温泉スケールや酸化鉄(サビ)の中
 スケールや酸化鉄には過酸化水素は無効です。溶解も分解も出来ません。
 それぞれ専用の洗浄剤を選ばないといけません。

A連通管の中
(二つの浴槽を一つのろ過機で循環ろ過する場合、水位の均衡を保つために
 浴槽の床と床をつなぐ主にU字型の配管)
 連通管の中の湯は、浴槽の湯を抜いたり補給するときに限り、ゆるやかな
 水流を生じます。場合によっては滞留したままです。
 当然ゴミやスライム・バイオフィルが堆積しています。
 定期的に月に1回は洗浄しましょう。

B水位計の管(水位計:浴槽水の補給を自動化するための計器)
 上記の連通管と同様で、ここも汚れの溜まりやすいところです。
 浴槽の床から機械室の計器まで細目の管がつながっており、浴槽水が滞留したままで、
 入れ替わることがありません。
 やはり定期洗浄が必要な箇所です。

C浴槽の亀裂の中
 露天風呂に良く見かけますが、天然石を重ねたすき間(モルタル部分)が
 剥がれて奥深い穴になっている箇所や、ひび割れの中にはスライムやバイオ
 フィルがビッシリ詰っています。ですからいくら高濃度殺菌をしても菌までは
 届きません。

D浴槽のタイルの中
 浮いたタイル(たたくと乾いた音がするのですぐわかります)の下は、
 スライムやバイオフィルが堆積しています。
 目地が痩せてタイルが浮くのですから、菌も易々と入り込みます。

Eバイブラ装置の鉄板の下
 鉄板をはがすと、驚くほどのスライムやバイオフィルがドロドロと堆積して
 います。

Fジェット栓のエアー吸入管と循環ポンプの回路
 エアー吸入管やジェットの水流回路からも菌が検出されています。

G浴槽のフランジ(淵回り)の下
 浴槽のフランジには、石材や木材が使われています。
 良く見るとコーキングや目地が剥がれて隙間が開いていることがあります。
 取り外してみると、やはりドロドロと堆積しています。

Hカビの中
 壁・天井・浴槽のカビの中からもレジオネラ属菌を検出することがあります。
 湯気で舞い上がった菌が天井のカビに繁殖して、水滴と共に浴槽に落ちて
 くる、と言った悪循環型です。
 特に、洞窟風呂や天井の低い場合に多いので留意してください。

I貯水槽の中、貯水槽から浴槽までの送水管
 
Jかけ流しと言えども安全ではありません。
 菌が検出される箇所と対策を紹介します。

Kクーリングタワーから飛来
 浴室の近くや屋上にクーリングタワーがあると菌が風に乗って入ります。
 地上のクーリングタワーでしたら素人でも簡単に洗浄する方法があります。

L鑑賞池や水路、最近多い「足湯」など
 露天風呂の近くに景観を目的に池や水路があります。
 ほとんど手入れがされず、藻やバクテリアが繁殖しています。
 池の植物を枯らさずに、簡単に除菌する方法があります。
 足湯からは感染しないと思い込んでいる方が多いのですがさにあらず。
 浴槽の中でも特に人の垢が溜まるところです。要注意!!

M給湯設備・ボイラーからの配管
 高温だから有り得ないとお思いでしょうが、実は見落とす箇所があります。

N木風呂は要注意!!
 一端菌が入ると中々除去し切れないのが木風呂です。
 木肌の中に逃げ込んだ菌を誘い出して、一発で仕留める方法があります。
 でも、腐った部分はバクテリアの巣ですから、張り替えてください。

O備長炭は超危険!?
 「炭から出る効果が・・・」と、浴槽の壁に備長炭を張詰めたり浴槽に沈めたりしています。
 しかし、多孔質の炭はそれこそレジオネラ属菌にとって格好の「隠れ家」です。
 炭の表面で塩素を取り除いてくれますから、奥へ入り込めばこんなに安全な場所はないのです。

P人工温泉に使う石材・ろ過材は?
 炭と同様に、多孔質タイプのセラミックボールや麦飯石は長時間使用した
 ままだと危険です。目詰まりした汚れを時々洗浄してください。
 フィルター式のろ過材も同様です。

Qろ過機・ヘアキャッチャーの中
 循環回路の中で最も多く菌が検出される場所であることは良く知られています。
 また、あまり知られていない例として鉄製のろ過機は塩素で酸化され
 サビが大量に発生している例を全国に見受けます。
 サビは塩素の除菌効果を損なうばかりでなく、菌の「隠れ家」にもなります。
 詳しくは、ホームページのろ過機・ろ過材・部品の末尾欄をご覧ください。

Rドレンも見逃してはならない大切なポイントです。
 配管のドレン・ヘアキャッチャーのドレン・ろ過機のドレンなど排水口は
 所々にあり、汚れやゴミが堆積しレジオネラ属菌の住家になります。

■レジオネラ属菌の潜む場所はこのように様々です。
 配管やろ過材を洗浄しただけでは中々菌を撲滅できない事がお解かりいただけたと思います。
■個々の詳しい作業方法等についてはお問合せください。
 

 

 

 

 

 

 

 

 レジオネラ属菌の検査は・・・

 

 

レジオネラ菌は、普段から私たちの身の回りにいる菌で、36℃前後でよく繁殖しますが、20℃以上で多数生息してしまう事があります。
増殖したレジオネラ菌が蒸気と共に肺に入ると
「レジオネラ肺炎」を起こし、場合によっては死に至ってしまうことさえあります。
健康な方はそれほど心配ありませんが、抵抗力の弱い「お年寄り」や、「乳幼児」には注意が必要となってきます。まめな洗浄・掃除などしっかりと管理していればそれほど恐れる必要のない菌ですが、特に温泉施設の場合、温泉スケール(温泉成分が固形化したもの)が配管や ろ過回路内に付着していると、レジオネラ菌の隠れ家となり繁殖してしまう恐れが多大にあります。

各都道府県の条例や厚生労働省の通知等により、レジオネラ症防止対策が示されています。

スパテックでは、正しい知識のもとレジオネラ菌対策(除菌の施工、除菌剤の販売、その他)を行っております。

レジオネラ菌の検査は、お近くの薬剤師会検査センターで行えます。

当社で検査の代行サービスも行っておりますので、ご相談ください。

 

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